豊饒の海・有明海で獲れる魚介類は、どれも珍しいものばかり…
ムツゴロウ、クツゾコ、メカジャなど、不思議な名前ですよね♪
有明の旬の珍味が郷土料理で味わえるのは、母なる海、有明海のおかげ…。
干満差が激しく、多くの河川が流れ込むため、日本一の海苔漁場ともなっています。
また、珍味を加工した貝柱や海茸の粕漬。
ワラスボの干物などは柳川ならではの特産品です。
今回は、そんな柳川の海の珍味を堪能できる「お食事」をご紹介致しますね…(^^♪
柳川観光で食事するなら名物の有明海の珍味がおすすめです♪
地元育ちのばぁばは、幼い頃から有明海の珍味をいただいていました。
ムツゴロウなんかは、素手で取っていたんですよ。(*”▽”)
柳川は、有明海に面した広大な干拓地を持ち、九州屈指の魚市場を有します。(@_@;)
その土地で育ち、獲れた食材を使った料理をぜひご賞味ください。(*^^)v
御花(料亭)
柳川の定番コース!柳川に来るならここには立ち寄らないと!
…と言えば、やっぱり御花です。
こちらの御花では、殿様や奥方様の居室であったお部屋を、そのまま料亭として使用しています。
ゆっくり庭を眺めながら、柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」は柳川観光の王道です♪
御花の歴史に触れ、庭園『松濤園』を眺めながらのお食事は心もゆっくり落ち着きます。
柳川市新外町1 / TEL:(0944)-73-2189
柳川名物のお店と言えば…有明海の魚介類の珍味料理の「夜明茶屋」
有明海ならではの珍しい魚介類…。
ムツゴロウ・メカジャ・ウミタケ・コーケ・マテなど旬の材料を使った、柳川ならではの格別の珍味料理が美味しいお店をご紹介いたします。
夜明茶屋
「柳川でしか食べられない有明海料理がここにならある」
そういわれているのが、夜明茶屋です。
実家に帰ったら必ず立ち寄るほど面白いお店で…
ばぁばの注文の言葉は「有明海をいただきます。」なんですよ!(^^)!
魚屋のいけすにある新鮮な魚介類。
見たこともない、一見グロテスクな風貌の魚たちですが、食べると本当においしいんです!
これをお勧めで選んで貰ってから調理してもらいます…♪
おすすめをご紹介したいのですが…
ナントまぁ、本当に!季節によって旬が変わりますし、メニューは限りがなくって。(笑)
リピーターと数多くのメディア出演も納得のお店ですね…(^^♪
お土産に「ムツゴロウラーメン」や「うなぎラーメン」も売られています♪
夜明茶屋は130年余り変わらずの人情味が…
でも、夜明茶屋って、不思議な名前だと思いませんか?
この名前の由来は…
元来酒好きで、人と接するのが上手だったキヨさんがいました。
キヨさんは、夜明けと同時に出漁する漁師さんに、
漁の安全と大漁を願って、お茶と称した「お酒」を振る舞っていたところ、
いつの頃からか漁師さんの間で「夜明茶屋」と呼ばれるようになってきた。
とのことです…♪
今は亡き店主のキヨさんも、お店の繁盛に喜んであるのではないかしら…
有明海の美味しい珍味がいただけるお店、見るだけでも楽しいお店ですよ♪
夜明茶屋
柳川市稲荷町94-1 / TEL:(0944)-73-5680
柳川 有明海の珍味ってどんなもの?
うなぎの白焼き
柳川と言えば鰻のせいろむし。
ですが、柳川のの伝統的なウナギの食べ方は実はせいろ蒸しじゃなく、白焼きなんですよね…
白焼きはうなぎの香ばしさや脂の乗りをそのまま味わうのが美味しい食べ方。
先ほどご紹介した「夜明茶屋」では炭塩で食べるんですよ♪
絶妙なコンビでウナギの甘さとうまくミックスしているんですよね。(´▽`*)
天然もののうなぎ(時価)が入荷しているときは、是非とも天然ものを食べてみてください。
渡り蟹(ワタリガニ)
また、ワタリガニ塩茹でも絶品です♪
調理方法はシンプルにボイルが一般的です。
そうすることで蟹本来の甘みや旨味を感じられるんですね…♪
食べ終わった後は、カニみそに熱燗を注ぐと・・・もう痺れます!(^^)!
一度はお試ししていただいたら、うなずけるはずだと思います。
鯥五郎(ムツゴロウ)
有明海の代表的なおさかな。
有明海のマスコット的な人気があるのが、むつごろうです。
食べ方は、甘露煮やかば焼き、姿焼きが一般的。
ただ、夜明茶屋ではお刺身をいただけます。
味は淡泊で、少しコリコリした食感です。
なかなか食べられないので、ぜひご賞味ください♪
磯巾着(イソギンチャク)
イソギンチャクは「わけのしんのす」というとっても面白い呼び名があるんです。
方言で「若者の尻の穴」という意味なのですが、形が似ていることからついたとも。(笑)
写真は貼らないでおきますね。(^-^;
日本でイソギンチャクを食べる習慣があるのは柳川周辺のみだそうです。
みそ煮にしたり、から揚げにしたり…
コリコリとした食感が楽しいんですよね。!(^^)!
口底(クチゾコ)
形が靴の底に似ていることから、「クッゾコ」などと呼ばれていますが、黒舌平目です。
こちらは柳川の郷土料理でも人気の料理。
九州ならではの、甘めの醤油で煮付けます。
実家に帰るときには、母が必ず煮付けにしてくれていました。(*”▽”)
赤水母(アカクラゲ)
こちらはお酒のつまみにはたまらない一品!
ポン酢や酢味噌で頂くのですが、コリコリとした食感がたまらない…
もう箸がとまりませんね!(^^)!
娘は「お酒が止まらない!」なんて言っています。(笑)
全国放送のテレビにとりあげられた事もあるそうで、それ以来ずっと売れている人気なんですって。
ワカメやきゅうりを添えてボリューム感がアップしながらも相性が良い組み合わせですね…♪
藁素坊(ワラスボ)
有明海のエイリアンと呼ばれている「ワラスボ」…。
日本では有明海だけに生息する、ハゼ科の魚です。
見た目はちょっと・・・ですが、味は抜群!
お味噌汁にいれたり、煮付けや干物にしたり。
地元の方達には絶大な人気を得てます。
夜明茶屋ではお刺身にして食べることができます…♪
女冠者(メカジャ)
有明海の生きた化石と言われるメカジャ。
ミドリシャミセンガイという名前らしいですが、柳川では「メカジャ」と呼びます。
こちらも、なんとも不思議な姿なんですよね…(^-^;
その姿は6億年前から変わってないと云われているんです。
2枚貝を持ってますが、貝の仲間ではなく触手動物に分類されます。
味噌汁や煮物、シンプルに塩ゆでにしていただきます。
アゲマキ
残念ながらアゲマキは有明海から姿を消してしまいましたが、
ばぁばが小さいころは、塩焼き、お吸い物にしていましたね…
身がプリプリで、味わい深いアゲマキが大好きなんですよ…♪
タイラギ
タイラギは三角形の形をした二枚貝です。
貝柱はとても美味で、刺身、バター焼き、塩焼き、寿司だね、粕漬けなどで食べます。
これも食べてみないと美味しさが伝わってこないかも?…
外套膜(ヒモ、ビラ)も刺身、酢のものにしてご賞味ください。…♪
ウミタケ
ウミタケは泥の中に深い穴を掘って生息する殻の軟らかい二枚貝です。
太く長い水管が大きく「茸」のように長くのびています。
このことから「海茸」という名前が付いたともいわれています。
食べるのは、この水管の部分。
干物、粕漬けの他に酢味噌などで頂きます。
柳川名物 有明海の珍味が美味しいお店!おすすめの郷土料理のまとめ
いろいろと、有明海や柳川の名物料理をご紹介させていただきました。
こうしてみると、やっぱり珍味が多いですね。(笑)
ですが、見た目は・・・ですけど、味は本当に美味しいんです♪
鰻もいいですが、せっかく柳川に足をお運びになるなら、ぜひ珍味もご賞味ください♪
みなさんが柳川にお越しになる時には、ポカポカの春の陽気でありますように…♪