「あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り…♪」
女の子が初めて生まれた喜びで、愛情いっぱいの育児に専念のママたち。
ひな祭りの歌を口ずみ、初節句を楽しみにしながらお過ごしのことと存じます…♪
生まれてはじめて迎える初節句は、盛大にお祝いしを致しますよね…♪
ママの実家からは、豪華なひな壇が贈られてきたり、ひな祭りならではの華やぎのある飾りつけをしたり。
幼き子供の成長をみんなでお祝いする楽しいイベント!(^^)!
でも、地域によっていろいろとやり方が違うので戸惑う事もありますよね。
今回はそんな「嫁ぎ先での初節句のあれこれ」について、お話させていただきます♪
目次
初節句のお祝い 旦那の実家との考え方の違いもある…
初節句とは、赤ちゃんが産まれた後、初めてのお節句の日に祝う重要な伝統のある習わしとして受け継がれております。(´▽`*)
女の子の初節句は、上巳の節句(じょうしのせっく)と言いますが、今では「桃の節句」「ひな祭り」と呼ぶほうが一般的になっておりますね。(*^-^*)
一般的には3月3日なんですが、地域によっては昔ながらの旧暦、4月3日にしたがって祝ってある地域も多いのも特徴がありますよね。
でも、チョットした疑問がありませんか?
赤ちゃんによって産まれた月日が違うのは当然のこと。
でも・・・
「○○ちゃんは早生まれだからまだ産まれて3か月だし、今年に内祝いをするのは早くないかしら?…節句のお祝いは来年でも良いのかしら?…」
なんて悩んでしまいませんか?
いつやるか、誰が主体でやるのか…
このあたりって、嫁ぎ先の風習などでもいろいろと変わってきますし、悩みどころですよね。
初節句 早生まれの女の子はいつやるの?
あくまでも目安なのですが、誕生から3か月未満に節句というときは、次の年に繰り延べる家庭が多いようですね。!(^^)!
赤ちゃんが誕生してからは大きなイベントとしてお宮参りやお食い初めがありますし…
1年後の方が、主役の赤ちゃんも動きまわったりできます。
一挙一動を見守りつつ、周りの人たちをも和みながら和気あいあいとお祝いができるからなんですね…♪
ちなみに私の姪っ子も同じことで悩んでいたんです…
姪の子供は1月産まれだったのですが、姪の地元では生まれた年にお祝いをやるのが一般的。
てっきり私たちは生まれた年にやるものだと思っていたのですが…
結局、同居をしているお義母さんのアドバイスを受けて、翌年にひな祭りのお披露目。
一年遅れて初節句のお祝いをしたんですね…(^^
ばぁばも、初節句のお祝いに招いて貰ったので内祝いに参列をしました。
姪はご主人様のご両親と同居をしていて、お家も広かったので自宅でのお祝い会でした。
招かれたお客様も多くて賑やかだったんです。(*^-^*)
姪の子供も1歳を過ぎていましたので、行動力も旺盛で歌いながら、
ばぁばの姉夫婦が贈ったひな壇のタンスや、鏡なんかを引っ張り出しては遊んでいて♪
愛嬌を振りまいている様子が愛らしくて、大人たちも笑いあっていました。!(^^)!
最初は姪の両親も「なんで1年遅れで…」なんて言っていたのですが、今となっては1年遅れでよかったのかもね。なんて話をしています。
初節句を義母と嫁の話し合いが大切なこと
初節句のお祝いの前、ばぁばの姉(姪の母)と会話をしていた内輪話があります。
初節句のお祝いのことで姪が姉にこんな相談をしていたそうなんです。
「初節句のことなんだけど…お義母さんが取りしきって計画をしているの!
私の子供の初節句のお祝いなのに、私に何も相談がないのよ!
その土地の風習もあるだろうからと思って割り切って対応しているけれど…
なんかスッキリした気持ちになれないのよね…」
なんて、いろいろとお義母さんが勝手にあれこれ決めていることに不満を感じていたようなんです。
初節句のお祝いに招くのって普通、自分の両親やおじいちゃん、おばぁちゃん、親戚関係の方たちだよね。
でも、義両親のお友達も招待をしてあるの…そこまでしないといけないのかしら?…
お料理は懐石を予約してるみたいで、お祝いのお返しなんかも勝手に決めてあるんだよ…
せめて、内祝いのお返しなんかは、私たちが選んでもいいでしょう?
贅沢な悩みかもしれないけれど、気持ちが盛り上がらない!…」
と、少し落ち込んでいたらしいんですね。
ばぁばの姉も、娘とお姑さんは仲良くやってほしいので、姪にアドバイスをしたらしいんです。
- お義母さんも孫が一番可愛いから一生懸命に考えている、これは仕方ない
- 初節句は旦那の実家が仕切るものという考えが強い方もいる
- 今後もお義母さん達とうまくやっていくためには、嫁としては妥協も必要。
- これだけは、妥協できないという部分だけ、夫婦で意見を言ってみる
- 私だって自分で仕切ってやってみたいと思ってるほど、おばあちゃんたちにとっては初節句は大切な物
実の母親の、「孫の初節句は喜んで自分も仕切ってみたいくらいほど大切なもの!」という意見が姪にとっては「なるほど…♪」と思ったようです。
また、「これだけは妥協できないという部分だけ意見を言ってみたら?」という意見で考え方が変わったようなんですね。!(^^)!
大切なことは、誰が仕切るかではないと思うのです。
初節句を迎える子供のために、みんなで協力し合いながら一歩、一歩準備していくとお互いのわだかまりも消えていくんだと思います。
この話を聞きながら、ばぁばは35年前の事を思い出しました。
初節句を義母が仕切るのには理由があるのかも…
ばぁばは主人の両親と同居をしていましたので、地域での文化の違いや、風習に随分と悩んでいました。
一所に住んでみないと解らない事の多さにビックリの日々だったんですね…
実家の母は、「しゃもじを持たせて貰えるまでには10年はかかるよ…」と言っていたんです。
(嫁に実権を任されるのは10年後だから、何があっても辛抱しなさい…という意味です。)
だから、長女のお節句の時はもちろんお義母さんが全て仕切りましたね。
「娘の初節句のお祝いだから精一杯のことをしてあげたい!」と思っていても叶わずに、寂しさだけが残ったことを覚えています。
当時は「もう!」と思ってたんですけど・・・
でも、この歳になるとお義母さんの気持ちも理解ができるようになってきました。(*^-^*)
田舎であるほど、昔からの慣習が残り生きているんですよね…
近所の方や親戚関係での習わし、つまり、なんて言うのか…
同世代の方々がしている事と同じ事をしないといけないという責任感もあったようなんです。
田舎では特に同居をしている場合は、キチンとすることをしなければ、
『○○さん宅は少し変わっている』とか…変な陰口が流れ、肩身が狭い気持ちになりますし、家族もそういう目で見られるんですよね…
あくまでもばぁばの考えですが、そういう面もあって「私がやらなくちゃ!」という気持ちにもなるのだと思います。
初節句を義母が仕切る…旦那の実家の意見をどこまで聞く?のまとめ
育ってきたお互いの文化の違いによる価値観の格差が広がってしまうと、お互いに相手を理解できなくなってきますよね…
色んな思いがあっての昔ながらの初節句も、それなりに価値はあると思うんですね。
お互いにコミュニケーションを取り、お義母さんの思いも尊重をされながら、でも自分たちの意見も聞いて貰うことが大切なこと。
自分たち流に工夫を凝らしてお祝いすることも初節句を迎える娘への愛情表現だと思います。
初節句のお祝いを行う意味は「赤ちゃんの 健やかな成長と、厄除けを願って」ですよね。
心から「健やかな成長と幸せ」を願ってお祝いしたい思い。
沢山の方たちからの愛情に包まれているからこそ祝福の輪が広がり、真心の溢れた初節句を迎えることに繋がると思います。(*^-^*)
いろいろと大変な事もあると思いますが、ご主人の実家の意見も尊重しつつ、だけどご自分の考えも伝えてみる。
それがいい方法ではないかと個人的な考えではありますが、ばぁばは思います。
女子ならではの華やいだ初節句は、招かれた方もはしゃいだ気分になります。
健やかに育ってほしいと願う気持ちが何よりの親の務めだと思うのです。
笑顔あり、笑いあり、幸多い初節句となりますよう祈念致しております。