仲の良い友達とおしゃべりしているときに口臭が気になる・・・
こんな時は、せっかくの楽しい会話も、心から楽しめませんよね…。
実は、私にもかなりひどい口臭があったようで、娘に指摘された事がありました。
そう…自分の口の中の匂いは自分ではわからないものなのです。
気になって口臭の悩みを自分で何とか解決しようと色んなことを試してみました。
私の経験を踏まえて、口臭の原因を書いてみました。
口臭でお悩みの方に参考になりましたら幸いでございます。
口臭の原因は歯周病と虫歯から始まりました…
自分ではなかなか確かめることができない口のにおい・・・
調べていったら、口臭には色んな原因があったんです。
口臭というと、ニンニクなどの「食べ物」によるものが多い印象ですが、口の中の病気が原因で発生するものがなんと9割以上もあるんです。
私の口臭も、口の中のちょっとしたことから始まりました。
口臭の原因1:歯周病がまず発生して…
私は、歯ぐきがなんとなく腫れたり、歯ぐきから少し血が出るような症状が度々ありました。
でも、こんなのよくあることだし、「そのうち医者に行けばいいか。」…と、しばらくは歯磨き粉を変えたり、時間をかけて歯磨きをしたり…と、自分流なりのケアをしていたのですが…。
どうやらこの「とりあえずの方法」がダメだったようなんです。
そのうち、歯ぐきが目に見えてわかるほど炎症を起こしてしまいました。
歯ぐきがぷっくり腫れるだけではなく、歯ぐきから膿が出るようになったんです。
膿が出てくると、今まで以上に口臭がひどくなったのですが…
もう、その時には歯を磨くのも痛くなって、もう歯磨きもできなくなってしまったんです。
このような私の症状は、実は歯周病だったんです。
歯周病は歯と歯茎の間に歯周ポケットができることです。
そこが、口の中にの細菌の住みかになってしまい、これがあの嫌な口臭のもとになり原因になるんですね・・・
歯周病になった時の口臭の特徴は「血生臭いにおい」と言われています。
娘に聞くと「なんとも表現できない初めて嗅ぐような臭い。強いていうなら、うんちの臭い…」と言われてしまいました。
私は初期段階では、臭いや痛みもそれほどなく、これが歯周病だとは自覚できませんでした。
もう少し早い段階で歯医者へ行っておけば良かったなと、後悔しました。
しかも私は「虫歯」もあったので、さらにひどい悪臭の悪循環が生まれてしまったんです…。
口臭の原因2:歯磨きをきちんとできなくなってにおいが悪化!
まず、歯茎が腫れて歯磨きをするのが痛くなってから、歯磨きをきちんとすることができなくなりました。
そのうちに「歯垢(プラーク)」や「歯石」が溜まりだしてしまったんです。
歯垢(プラーク)とは…
歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物がプラークと呼ばれています。
プラークとは、虫歯菌や歯周病菌をはじめとする微生物の固まりなんです。
なんと、わずか1mgに数億から数兆もの細菌が潜んでいるそうなんです。
歯ブラシが痛いので、歯の隙間に歯間ブラシを入れて搔きだしたら、ツーンとした魚の腐ったような臭いがありました。
毎日ていねいにブラッシングしているつもりでもみがき残しは必ずあるのに、歯をきちんと磨けない状況ではさらにプラークは溜まりますよね…。
このような状態が長期間続くと歯石になっていきます。
これがさらにむし歯や歯周病の原因になります。
歯石は歯垢がかたく固まったもの
歯石は、歯垢が作ったかたく固まった石灰分です。
歯石がたくさん付くようになると、また口臭もひどくなってきます。
これも又、歯間ブラシで採ると、乳製品が腐った(チーズがさらに発酵したような)異様な臭いがするんです。
この、歯石が付くことにより、さらに歯周病を進行させる原因にもなっていきます。
口臭の原因3:むし歯がひどくて食べ物を噛めなくて…
また、虫歯も口臭の原因となります。
小さなむし歯で口臭が強くなることはあまりないようですが、むし歯が進行してくると次第に口臭がきつくなってくるそうで、ゆでたまごの腐ったような臭いが始まります。
私の虫歯は小さな物だったのですが、歯垢や歯石が溜まりだしてからひどくなってきたんです。
虫歯の穴の中に、食べ物のかすや、きれいに落としきれない口の中の雑菌たちがたまってきたのか、臭いがさらにきつくなってきました。
後で歯医者へ行ってわかったのですが、虫歯の神経が腐っていたのが原因で、これが一番の悪臭の元だったようなんです。
そうして、虫歯がひどくなってくると食事の時にきちんと噛むことができなくなり、柔らかいものを食べたり、あまり噛まないでいいようなご飯を摂るようになったのですが・・・
口臭の原因4:舌苔(ぜったい)
鏡でベロを見ると、舌の表面に白~クリーム色の苔のようなものがついている場合があります。
これを舌苔と言うのですが、これは口の中の死んだ細胞、食べ物のカスなどからできてくるんです。
つまり、歯垢と同じような細菌の固まりなのですが、これも口臭の原因で、下水臭や便臭のような強い口臭を放ちます。
舌苔が増える原因は、タバコ、口呼吸、ドライマウス、唾液の減少…など様々ですが、私の場合は「噛むことが減ったことによるものだろう」と言われました。
きちんと咀嚼することは、唾液の分泌を促すとともに、舌苔をはがす効果もあるのだそう。
柔らかいものを食べ続けていたせいで、唾液の分泌が少なくなり、しかも噛まないので、舌苔も溜まりやすい状態になっていたんですね。
口臭の原因5:唾液の減少による口臭とは?
唾液は口臭予防に大切なものです。
唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔になり、むし歯や歯槽膿漏などを引き起こします。
口の中が乾燥している場合は、唾液の分泌が少なくなくなり、口の中が粘ついて臭くなってしまいます。
私はこの「負の連鎖」で、なんとも強烈な口の臭いになってしまったんです・・。
このように、口の中はいろいろなことが連動していて、些細な事がきっかけとなって連鎖的にひどい口臭になってしまう事があるんですね。
でも、お口の中だけでなく、他にも口臭の原因があったんです。
口臭の原因で虫歯以外のもの 胃や内臓の不調も感じている時は…
また、病気が要因で口臭が発生することもあるそうです。
『病的口臭』と言うのですが・・・
「えっ!病気によっても口臭になるんだ!!」と驚きました。
病的口臭とは?
病的口臭というのは文字どおり病気が原因で起こる口臭です。
鼻やのどの病気・消化器系の病気・呼吸器系の病気・肝臓疾患・糖尿病などが原因で、口臭が発生する場合もあるそうです。
特徴は「ドブのようなニオイ」と言われていますが、このような臭いを感じる時は、病的口臭の可能性もあるんだとか!
体に不調を感じていて、なおかつ口臭があるような時。
このような場合は、原因となる病気を診断して治療することが急務となります。
自分の身体の健康のためにも病気の治療を先にすることで、口臭の予防対策にもなるんですね。
また、このような症状とは別に『生理的口臭』と言われるものがありました。
生理的口臭とは?
一般的には、正常な匂いの場合は『生理的口臭』と言われています。
例えば、朝起きたときや空腹時に臭ったりする日常的な口臭のことです。
生理的口臭の特徴として…
① 病的口臭ではないので常に周囲の人たちを不快にするわけでない。
② しかし、時々、周りの人を不快にする事がある程度。
③ 身体のコンディションの違い・会話条件・生活習慣になどでの個人差が大きい。
などが挙げられております。
起床直後は『起床時口臭』と言われ、また、空腹時の際には『飢餓口臭』と呼ばれています。
また、緊張感が異常に強くなった時には『緊張時口臭』と言う臭いがでるそうです。
また・・・
このような口臭もあるのだとか。
口臭と言っても色んな原因があるんですね。
また、生理的口臭の中に次のような場合も含まれているんです。
タバコやお酒 ニンニクやネギが原因の口臭
口が臭い原因となりやすい、匂いの強い食べ物や喫煙、お酒などの嗜好品。
これも口臭の原因ですが、ニンニク、ネギ、コーヒー、お酒、煙草等による口臭は一時的な作用なんです。
だから、時間の経過とともに臭いも感じなくなってきますから治療の必要はありません。
口臭がきつい原因…歯周病から虫歯~舌苔で強烈な臭いになった体験談のおわりに
一言で口臭といっても原因は様々なんです。
原因によって口臭のニオイや対策も違ってくるんですね。
私は、今は歯医者に通って虫歯を治療。
デンタルケアや口腔ケアをきちんと行うことができるようになったので、口臭もずいぶん改善されました。
今はコンビニやドラッグストアで息をきれいにするタブレットやガム。
ミンティアなどのミント系のエチケットグッズが手に入りますが、これだけでは根本的な口臭の解決にはならないと思います。
虫歯なのか、舌苔がひどいのか、もしくは体のなかの病気なのか。
原因を知ることで、それに合った対策が取れます。
私も、まだまだ治療が続きますが、「口臭さん、さよなら!」と呼べる日を楽しみにしております。