季節の変わり目に行う衣替えの時期がやってきますね。
子供が幼かったり、仕事で忙しい女性にとっては、衣替えの作業は結構負担になってしまう方も多いのではないでしょうか…
実は私もまさについ先日まで、「しないといけないなぁ~、でも、腰が重たい…」とぼやいていたんです。
目の前の、夏の半袖のワイシャツや綿や麻の素材のジャケットがぶら下がる光景を見ては・・・
どうしたら楽に簡単に衣替えできるのかしら…?
と、ため息ばかりで…(笑)
どうにか毎回の衣替えを楽に出来ないものかと考えてみた結果、たどり着いたのが「断捨離」でした。
目次
衣替えはなぜするのか…意味はなに?
そもそもどうして、わざわざ手間のかかる衣替えが必要なのでしょう?
私は『季節に応じたよく着る洋服をすぐ手の届くところに出しておくため』と、思っていたのですが…(笑)
改めて衣替えの意味を調べてみるととても面白いことがわかりました。
衣替えの意味:日本の気候や住宅事情と密接な関係がありました
私が幼いころ、初夏になると母や祖母が始めることがありました。
丁寧に虫食いやほころびが無いかをチェックしながら、着物をほどいていたんです。
そして、着物を洗い、広い板に着物を置きながら刷毛で糊を刷毛で塗り、天日干しをしていました。
軒先には、板に張られた色んな着物が何とも綺麗な光景でした。
今と違って、クリーニングもないので、しわ取りや糊付けなどを自分たちでやらなければいけなかったんですね。
また、来年も大切に洋服を着るために、虫食いやカビなどにも気を付けて保存をしていたのだと思います。
それに、現代のように暖房や冷房器具も十分ではなかったので、今以上に季節に応じた服装を着る必要があったんですよね。
(下着も季節ごとに着る服と着ない服とに分けていました。)
こんなふうにしながら、先人たちの知恵が残され、今風の衣替えになってきたんでしょうね…
衣替えには、先人たちの「ものを大切にする考え方」があるように思います。
時代の変化とともに衣替えも変わってきたように感じます
でも、時代はどんどんと変わり、今と昔では洋服の素材や気候も変わってきました。
アウターだけ冬物で中は薄手の洋服でも大丈夫…なんて事もありますよね。
年間を通して着られる洋服も多いですし、個人的には、大がかりな衣替えはしなくてもいいかもと思っているんです。
衣替えが面倒…それは断捨離をして物を捨てるいいきっかけ!
衣替えは、家族や自分の持っている洋服を改めて知るチャンスでもあります。
『まだ着るかも…』と思いつつ、ここ2~3年は履いていないスカートやズボン。
『捨てるにはもったいないし…』と思って取って置き、場所を取っている袖を通していないシャツやセーター。
そう・・・衣替えの時期はこんな洋服を「断捨離」するいいきっかけだと思うんです。
数年前からよく耳にする「断捨離(だんしゃり)」という言葉。
断捨離の達人、やましたひでこさんの公式サイトでは、以下のように書かれています。
断捨離とは、モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。
モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする。
これが断捨離の目的です。
(引用:断捨離 やましたひでこ公式サイト)
私は「断捨離」って、物を捨てる時に簡単に使っていた言葉でしたが、深い意味を知り本当に役にたちました。!(^^)!
断捨離の意味は深かった!
断捨離の意味には色んな説がありますね。
やましたひでこさんのサイトでは、次のように説明されていました。
「断」=入ってくる不要なモノを断つ
「捨」=不要なモノを捨てる
「離」=モノへの執着から離れる
(引用:断捨離 やましたひでこ公式サイト)
何かを捨てることで執着を捨てることにも繋がる。
継続すれば、意外と意識改革が起こる。
思い切って物を手放すことで、空間・時間…シンプルさが気持ちのゆとりに繋がってゆく。
『断捨離』はこの3つの言葉からできていたんですね。
私は、衣替えの時に、単純に『物を捨てれば整理整頓がしやすくなる』と思っていました。
でも、改めて考えてみると、今家にある私の洋服や、バッグ、小物類は、この『断・捨・離』の言葉が全てに繋がっていたんです。
物は大切にしたいし、捨てるのはもったいない。
いつか着るかもしれない…と、思っていたのですが、そう思っても使わないのなら持っておいても意味がないかもしれないと思うようになりました。
リサイクルショップやフリーマーケットに持って行く事で、より意義のある使い方ができるようになるのでは?…と思ったんです。
そこで、衣替えのタイミングで断捨離の意味を考えながらやってみたのですが…
なんだか思っていた以上に楽しくなってきました。!(^^)!
衣替えが「捨てる」事で面倒ではなくなった!
断捨離の言葉で、「まずは、モノを仕分けて不要なものを捨てることからはじめましょう。」と、よく耳にします。
でも私は、性格上、思い切って捨てることができないタイプなんですね…(^^;)
ですが、去年、1ヶ月ほどの入院を経験して、『物を整理するって大切なんだ!』と感じたんです。
整理整頓は家族のためにも大切でした
それは季節が、ちょうど梅雨から初夏に変わる季節の変わり目。
入院中の家に残っていたのは、主人と長男の男二人だけでした。
お洗濯は、主人がやってくれていたので助かっていたのですが・・・
見舞いに来ては、「半そでのYシャツはどこにある?」「夏用の下着はどこにある?」なんて聞いてきて…。
説明をしてもわからないみたいで、朝から「あれがない!あれはどこ?!」のメールの問い合わせの多さには驚きました。
やはり、男性は衣服に関しては解らないことが多いんだなってつくづく実感したんです。
退院したのは6月下旬でしたので、帰ってきたら荷物が多いのと、乱雑になってどこに何が入っているのもわからない状態にビックリでした!
衣替えの断捨離のコツ!何を捨てたらいいのかわからない時は…
この時の事を思い出し、やはり物をシンプルに整理するのは大事だなぁと、改めて感じて断捨離に取り組むことにしたんです。
『断・捨・離』の意味を頭に入れながらクローゼットの中を大掛かりに整理整頓をしました。
秋・冬ものをタンスから出しつつ、ついでに主人の古くなったスーツや、コートや上着などはホイホイとかごに入れました。
息子にも自分で着ない物を整理してもらうと、本人の洋服ダンスの中は半分くらいに減っていました。
そしていよいよ私のクローゼットの番です。
やっぱり「ううん、これどうしようかな?」って、手が止まってしまうんです。(笑)
そこで・・・
こうして分けていくと、自分では気づかなかった『必要ない物』が目に見えてわかりました。
そうして仕分けた『必要ない物』の中から、綺麗な状態の衣類や雑貨などはリサイクルショップに出してみる事にしました。
総数は、20点ほどで買い取り金額は、1,500円ほどでした。
正直『安い!(;д;)』と思ってしまいましたが、捨ててしまうよりもいいかと♪
『使える物を捨てる』という事にもためらいがありましたし、「もったいない~!」と感じた時はリサイクルショップに売りに行くのは気持ち的にも心が軽くなりました。
衣替えは面倒でしたが収納できる量まで減ったので…
気が付くと、クローゼットの中に、春夏もの、秋冬物が全部収まるまでになったんです!
これでもう衣替えをしなくていいですし、お小遣いも入って気持ちはスッキリ、クローゼットの中もスッキリ…♪
断捨離って、自分の気持ちまでシンプルにしてくれるんですね。
衣替えが面倒で断捨離したら収納も心もスッキリ!捨てる物のコツは?のまとめ
こうして考えると、物を捨てる「断捨離」という言葉は意味が深すぎて、自分には向いてないかも?…と最初は思っていたんです。
でも、いざ始めてみると、意外と行動できている自分にびっくりです!
まとめると、断捨離とは、できる限り身を軽くし、シンプルに生きるということ!!…
『衣替えを楽にする』という視点で始めた断捨離でしたが、自分を見つめ直すという意味でも、断捨離の効果は期待できそうな感じになってきました。
衣替えが面倒・・・と感じている時には、断捨離はおすすめですよ♪
最後までお読みくださり感謝申し上げます。!(^^)!