我が家の主人は、65歳。
以前は「65歳からは年金も入るし、働かなくてもいいかしら?」と思っていたのですが、年金受給だけでは生活は大変なんですよね…。
60歳で一度退職した後、再就職して働いていたのですが…
こうして65歳で突然退職になってしまったんです!
でも、65歳を過ぎての仕事探しは本当に大変で…
特に、健康面で自分の身体を労わることが大切なことを実感しました。
今回は、そんな「65歳の再就職」の為に、日頃から注意をしておきたいことなどをまとめました。
目次
在職中にハローワークは利用できる?
以前の会社から退職の通知を受けてから、辞めるまでまだ日がありましたので、まずは働きながら転職活動ができるのかを「ハローワーク」に電話で問い合わせをしたんです。
仕事探しは早い方がいいのですが、でもハローワークの利用方法がわかりません。
「離職票」が無いと利用できないのでは?とも思い、働きながらでもハローワークで仕事探しができるのかを聞いてみたんですね。
返事は、ハローワークは、仕事を探している人であれば誰でも使える公共機関でした。
現在、仕事をしていても、していなくても…
雇用保険に入っていなくても、働きたい意志のある方は誰でも使える公共機関だったんです。
働きながら転職活動をする場合…
ハローワークに行ったり、知人に相談したりと求職が本格的に始まりました
在職中でもハローワークでできることを頂いた資料からまとめました。
- 求職申込み
- 就労相談
- 職業紹介
- 求人票の閲覧
- 職業訓練の受講相談
- 求人先への問い合わせ、など・・・
次の仕事探しの為の準備が本当にいろいろとできるんです。
65歳からの再就職は資格が有利!持っていると便利なのは?
ハローワークでは、親切な職員さんがとても親身になって色んなアドバイスをしてくださいました。
「65歳からの仕事探しは、正社員と記載されていてもほとんどがアルバイトが多いです。
それから、実際に面接に行かれた方たちは、条件に合わないと断られる事もよくあります。
シニア就活には、なんかしらの免許を持っているとか、この免許が無いと雇用できない…などの条件付が多いんです。
正直言ってなかなか求人のニーズに合わない方が多いのが現状なんですね。
そこで、免許の必要のない時給の安いお仕事をされている方も、正直多いんです。
1つの仕事だけでは食べていけないからと、幾つか、単発のアルバイトを組みわせて働いてあるシニアの方も多いですよ。
1週間に一度求人の公開が変更されますから、覗きにきてください…」
と、優しく接してもらいました。
やはりシニアの就職はいろいろと厳しい部分が多いようです。
正社員雇用や給料が高い仕事は…
- 調理師免許
- 介護ヘルパー
- 運転免許
このあたりの資格が必要で、それ以外だと「清掃業務」などが多かったんですね。
地域によっても違いがあるとは思いますが…やはり厳しかったです。
60歳以降の仕事を考えるなら、早めにこのあたりの資格を取っておいた方が良かったなと感じました…。
働きながら約1か月ほど通っていましたが、めぼしい求人は見つかりませんでした…。
そうしているうちに会社の退職日がやってきて、無職としてさらに1か月ほどハローワークに通っていたのですが…そんなある日のことでした。
65歳の再就職!退社した会社から再雇用の連絡があったんです。
退職した会社から「アルバイトで働きませんか?」と再雇用の電話があったんです!!
人材のシフトが回らず、急に人手が必要になったそうなんですね。
早朝の時間の、4時間ほどのアルバイトの要請でした。
こんなこともあるんですね!!
正直、時間帯やお金の条件は決して良くありませんが、この2か月で主人も再就職が難しい事をわかっていたので、働くことにしたんです。
「アルバイトでも働ける場所があるだけでも嬉しいんだよな…!」と、主人は喜んでいました。
実は、このようなケースは意外と多いそうなんです。
出戻り社員(再雇用)について…
一応、お世話になったハローワークの方に報告に行くと。主人が担当の方からこんな事を聞いてきました。
一度退職した社員を、出戻りで、再雇用するケースが多くなっています。
再雇用される事業所としては、「仕事に慣れ親しんでいるから即戦力になる」
「働いた仲間だから人間性が良くわかる」などのメリットがあるんですね。
ですが、雇用形態が変わり低水準の賃金や、在職中とは異なる雇用形態等で雇用される場合が多いですね。
働かないといけない方などは、あれこれと条件を考えている時間が勿体ないですし…
もちろん、退職者の考え方もありますが、要請があった場合は検討の価値はあると思います。
再雇用のことさえ知らなかった私たち夫婦でした。
求人する側と、本人の想いが一致したならばこのようなケースで働けるのは良い事ですね。
こうして、無事にアルバイトという形での65歳の再就職が決まったわけなんです♪
・・・・・
ところが!
アルバイトを始めて、半年が経ったころに主人の体調に異変がおこりました!
65歳で仕事を続けるのには 健康な体が大事なんだと気づきました
ある日、体調が悪いと会社を休んで寝ていた主人が「なんか身体がおかしい…」と、言い出したんです。
直ぐに、タクシーでかかりつけの病院に駆け付けましたが…
担当の先生は、主人の様子を見ながら緊張した表情。
バタバタと看護師さん達に指示を出し、ただならぬ様子に心配が募ってきます。
1時間経った頃に…
「ご主人は入院になります。検査や治療…入院の期間は未定ですね。
心配でしょうが、早くに異変が見つかって良かったです。
対応策がいろいろとできますから安心してください。」と、説明を受けました。
何が起こっているのかを正確に認識できるまで時間がかかりました。
検査の結果、慢性の心不全で、ぎりぎりの危ない状態だったそうです。
身体の変化に気づいたならすぐに病院へ直行!
退職・再就職などの変化の多い65歳前後から急に体の衰えを感じ始める方も多いそうです。
65歳ともなれば年齢による体の老齢化は進んでいくのも致し方ありません。
主人は、「今日は気分が悪い…」と、言っては休むこともありましたが、昨日までアルバイトに行っていたので、急な変調には本当にびっくりしました!
歳をとればとる程、身体からの不調のメッセージがあった時に、適切な判断が大切になってくるんですよね。
何よりも健康な身体があってこそ仕事もできるもの。
仕事を優先にしがちですが、やはり定期的に病院で健康診断を受けるのは大切な事だと、つくづく実感しました。
60歳~65歳に多い身体のバランスの不調和!
定年退職前後には心身の調子を崩す方が多いと聞きました。
働き始めてから40年もの歳月が経っていますし、身体にボロが出るのも仕方がない事なのかもしれません。
歳を重ねるたびに誰しもが経験をする身体の衰え…。
心身ともいつまでもパワーを溢れさせるのって難しいですよね。
心労や、仕事の疲れを感じたならば一旦リセットすることも大事な事です。
自分の心身の状態は、傍目ではよくわかりません。
心身にバランスの不調和を感じたら、自分自身でブレーキをかけて早め、早めの対策や対応をすることが、自分自身を護り、家族の心配も減ってきます。
老い始めたからこそ、自分の心身の状態を確認しながら働ける環境を維持していくことも大切ですね。
シニア世代のみな様方の人生に幸多からんことを祈念致しております。