新ると何かとお祝い事のイベントなどが良く見られます。
そんなイベントでは、「姿・味・素材」…三拍子揃った、幸多く、縁起の良いお菓子を手土産にしたり贈る事も多いですよね。
造り手が、心身ともに良き日を過ごしていただけますようにと願いが込められたお菓子…
また、お子様から、シニア世代まで幅広く食べられるように、工夫を凝らしたお菓子…
ここでは贈って貰って、思わず笑顔になるような逸品を選んでみました。
職人が愛情いっぱいで創作されたお菓子は、慶び事に最適だと思います。
参考になりましたら幸いでございます。
目次
縁起のいいお菓子 頂いて思わず笑顔になるお持たせ
お持たせにぴったりのお菓子って品ぞろえが豊富ですよね。
たくさんある中で悩むのが相手様の好みや、喜んでくださるようなお品選び。
なにを持参するか迷ってしまいますが、わからない時は「誰もが知っている縁起の良い象徴」や「上品・高級さ」を感じるお菓子が喜ばれると思います。
大人が愉しめる 大野屋 高岡ラムネ詰合せ
ラムネといえば、子供のお菓子で「駄菓子」というイメージがありませんか?
しかし、こちらの高岡ラムネは1つひとつ職人さんが手作りした作品。
デザインは、御車山、宝尽くし、貝尽くし、花尽くし…縁起の良いものばかりなんです。
吉祥文様をモチーフにしたアイテムは相手様の幸せを願うギフトなんですね。
大野屋さんは、170年以上続く老舗の和菓子屋として富山では有名なんです。
こちらでは木型で丁寧に型取りしてラムネを作ってあるんですね。
また、使用してある材料は富山県産のコシヒカリや国産生姜など厳選されて集められた素材ですから安心感もあります。
お味は、ほのかな生姜の風味が香り、ラムネならではの甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。
このお品は『親しいけれど大切にしたい大人の友人たち』が楽しめるような逸品だと思います。
献上鶴乃子
この「鶴乃子」を作っている石村萬盛堂さんは福岡・博多で和洋菓子を販売している老舗お菓子店です。
博多で100年以上愛され続ける銘菓鶴乃子。
厳選された素材には店主の強いこだわりがあり、皇室・宮家へ献上されている「献上鶴乃子」は、少し大ぶりな形が特徴で一つ一つ丹精を込めて作られています。
熟練の菓子職人が真心を込めた手ねりの餡は、もっちりと練りあがっていて、ふくよかな生地にはぷにゅぷにゅと柔らかい感触があり、思わす笑顔がこぼれます。
私の父も大好きで「献上品なんて上等か~!縁起のよかね!」と言っていました。
幅広い方たちからの人気も高いのでお祝い事などに良く使われているお菓子なんです。
銀座鈴屋 栗甘納糖詰合せ
「銀座鈴屋」は1951年の創業以来、甘納豆専門店として有名なんです。
選りすぐりの栗の一粒一粒を、上品で芳醇な味わいに仕上げた当店の代表銘菓です。
野趣豊かな「渋皮付栗甘納糖」との詰め合わせです。
栗は、縁起の良い食材としておせちやお祝い事の場のお食事で使われています。
また、健康面にも優れた素材として、古くから様々なお料理にも使われてきました。
縁起の良いお菓子 日本の伝統の素材と職人技が誇るお持たせ和菓子
日本の和の心が表現された和菓子は、芸術品のようで綺麗ですよね。
最近は、この和の心の伝統を継承しながら、贅を尽くされたお菓子も多いです。
伝統的なお菓子からは、作り手の菓子作りに対する情熱さえ伝わってきて、贈る方の心遣いやセンスを感じます。
伝統を継承された和菓子は、菓子職人さん達の秘儀でもあり誇りだと思います。
ここではそんな和菓子の逸品をご紹介いたします。
神奈川県指定銘菓 億万両 もなか
新大正餅のみで作った生地を焼き上げ、きめ細かくパリッとした皮。
『億万両』という、なんとも景気の良い名前のこちらの最中です。
北海道産小豆の餡に、備中産の小豆を濡れ甘納豆状態にしたものを加えた秘伝の餡。
このコラボレーションは、食べる方の心をとりこにします。
その美味しさは、TVチャンピオン400回記念大会で優勝した実績が物語っています。
この最中を品格のある一品にしたのは、妥協をしない贅沢な素材選びが徹底されたからなんですね。
その贅沢な材料を使った最中に『億万両』と名付けられました。
店主のお客様に対する愛情表現として、夢や縁起の良さが込めてあります。
見て、味わって、触って、味わってわかる逸品ですから大切な方への贈り物などに喜んで頂けると思います。
妙Asada御彩 彩り豊かな手作り最中
60代のおばあさんとして「頂くと華やかな気持ちになれるお菓子」と感じたのがコチラです。
カラフルな見た目が美しく、コロンと丸い形が特徴的なこちらのお菓子は「最中」です。
和菓子の定番の小豆の餡とフルーツを盛り込んだ餡が楽しめます。
また、食べる直前に自分で餡を最中の皮に詰めるタイプですので、召し上がりの直前までパリッとした食感が味わえます。
山田屋まんじゅう
愛媛県の老舗のおまんじゅう屋さんが作る「山田屋まんじゅう」。
上品な美味しいお饅頭として有名で、贈答品としても人気の御品です。
一見普通のお饅頭ですが、こちらのお饅頭には150年余りの歴史があります。
慶応三年、愛媛宇和町の商家に一人の巡礼が訪れ、一夜の宿を請いました。主は、この旅人を手厚くもてなしたと言い伝えられています。
巡礼は、返礼としてまんじゅうの製法を伝授し、その美味しさは評判となりました。
日頃から信仰していた山田薬師様が姿を変えて現れたものと確信し、屋号を「山田屋」として店を開きました。
神様が姿を変えて作り方を教えてくださったお饅頭…。
このお話を聞いた時、とても縁起の良いお饅頭だとびっくりしたんです。
漉し餡を白い薄皮で包まれた上品な薄色に透けて見える小ぶりなおまんじゅう。
木箱に、ひとつ一つ仕切りをされて入っていますから、粋を尽くされたお品だと思います。
お客様の気持ちを重んじられたお品ですので気を遣う方などの贈り物としては秀品ですね。
白鳥の湖 クッキー ポルポローネス
和菓子ではないのですが私がご紹介したいのがこちらのお品なんです。
こちらは「食べたら幸運がおとずれるかも」と言われている、贈った人も、贈られた人も幸せになれる幸運のお菓子なんです。
長野・安曇野には、冬になると多くの「コハクチョウ」が飛来する、白鳥湖と呼ばれる川岸があるそうなのですが…
”白鳥の湖”はこの白鳥をモチーフにした、素朴なお菓子。
口に入れて溶ける前に「ポルポロン」と3回唱えると幸せになれると言われています。
お味は、お砂糖とバターの香りが口いっぱいに広がり、優しいノスタルジックな気持ちになれるクッキー。
ほろほろと崩れるような食感と、ほんのりとシナモンがきいた上品な甘さが特徴です。
薄い水色の包装紙に、かわいらしい白鳥のイラストも癒し感があります。
全国からのお取り寄せでも大人気なんです。
縁起のいいお菓子 喜び事や正月の手土産に心の温かさが伝わるギフトのまとめ
縁起の良い逸話が背景にあるお菓子や、縁起物をかたどったお菓子などは、年の初めのお正月のお持たせや、慶事の贈り物としてはぴったりではないでしょうか。
素材を活かしきったお菓子って本当に美味しいものですし、そのお菓子をお茶とともにいただく時間は、ほっとしたリラックスできるひと時です。
日本ならではの素材を使った「日本の伝統」ともいえるお菓子。
また、その伝統を現代の形に融合させ、新しい感覚で作られたお菓子。
こんな美味しいお菓子は、現代人の日々の慌ただしい生活に心身ともに癒しと笑顔を与えてくれます。
和の伝統を守りながら新しい感覚で作られたお菓子で、憩いのひと時をすごしたいものですね。