もうすぐ雛祭りですね…!(^^)!
おひなさまを飾ったり、お部屋を飾りつけしたり。
女の子のいらっしゃるお家では、3月3日にはひな祭りパーティーをやるご家庭も多いのではないでしょうか。
ちらし寿司、蛤のお吸い物、白酒、菱餅、ひなあられ…。
雛祭りの献立と言えば「ちらし寿司」が定番になっていますが、ちらしずしが苦手な子供さん達も多いようです。
そこでここでは、酢飯が苦手なお子さんや、ちらしずしを作るのが面倒なママさん向けに、
「ちらし寿司以外のひな祭りメニュー」のアイデアをご紹介いたします。
目次
ちらし寿司以外の献立には縁起の良い素材や色を使うと雰囲気アップ!
桃の節句でもある3月3日にお祝いとして準備される料理には、ちらし寿司、蛤、菱餅、ひなあられ、白酒…などがあります。
お祝いの献立となる素材には縁起が良いものがよく使われますが、定番となったちらし寿司にも、縁起の良い素材がたくさん使われているんです。
- 海老は腰が曲がるまで長生きする
- レンコンは穴が開いているから未来の見通しがきく
- お豆は健康でまめに働ける
また、早春を告げる海の幸である、蛤(はまぐり)、桜鯛・菜の花・みつば・春にんじんなど…
縁起が良い素材や、早春を告げる食べ物をいただくとご利益があるからかもしれません。
また、菱餅やひなあられの色にある「ピンク、緑、白、黄色」などもおひな祭りのイメージですね。
こちらのカラーにも意味があって…
- ピンク・赤色:魔除け
- 緑・黄色:健康
- 白色:清らかさ
桃の節句は、女の子の健やかな成長を願う行事。
お料理の色にも、そんな両親の愛情が表現されているのかもしれません。
暖色系は食欲をアップさせる色でもありますから、メニューにもぜひ取り入れたいですね♪
また、献立の中に一品だけでも縁起の良い食材を使ったお料理を加えるだけでも、お雛様らしさが出ると思います。
ひな祭りのちらし寿司以外の料理 子どもたちが好きな定番のメニューでもひな祭りらしさは出せます♪
チラシ寿司が嫌いな子供さんって多いんですよね。
酢飯が苦手だったり、生のお刺身や魚介類が食べられなかったり。
お母さんとしては、献立に悩むところでもあります。
「せっかくのひな祭りだし…なにかお雛様にちなんだお料理を…」と考えがちですが、個人的には「お子さんが好きなメニューが一番」だと思います♪
子供が好きな主食をアレンジしてひな祭りモードアップ
カレーライス・オムライス・おむすび・スパゲティ・サンドイッチ・グラタン・ピザ…
普段作っているメニューに、桃の節句ならではの素材や「色」を加えると雛節句らしい献立が作れます。
- 縁起の良いハマグリと春を告げる菜の花を使ったの和風クリームパスタ
- 白ご飯に甘い桜でんぶをまぶした海苔サンドイッチ
- オムライスにケチャップでひな祭りイラストを描いて、100均の飾りで可愛さアップ
- グラタンに海老を入れて縁起を担ぎ、子供の大好きな黄色いコーンの粒にチーズ乗せ
- 流行のかおパーツぬき型でインパクトのあるおにぎり
- 冷凍の焼きおにぎりで、ご飯ハンバーグ
こんな「かおパーツぬき型」を使えば、可愛いお顔のおにぎりもできます。ご飯に簡単に色付けができます。
「桜でんぶ」・「きな粉」・『海苔』で、顔が立体的にできて可愛いんです。
散らし寿司が嫌いでも、定番の具材の甘い「桜でんぶ」は好きという子供さんも多いですね…♪
このように丸いおにぎりを作って「三色団子」のようにするだけでも、春らしいご飯になります。
我が家では子供用は「さくらでんぶ・きな粉(砂糖入り)・緑の桜でんぶ」を使用。
大人用は緑の桜でんぶの代わりに「粉茶にお砂糖を混ぜたもの」を使っています。
小さな子供たちから私のようなおばあちゃん、おじいちゃんまで、みんなで楽しく食べられますよ♪
子供が好きなおかずをアレンジしてひな祭りモードアップ
おかずで子供が好きな物と言えば…
焼き肉・唐揚げ・ハンバーグ・鶏肉の照り焼き・豚肉の生姜焼き・肉団子・チキンナゲット・コロッケ・シュウマイ・オムレツ・ウインナー・ポテトフライ…
キリがないほどあがってきますね…(笑)
日頃作っているお子様メニューに、トッピングをしたり、味付けを変えていけばまた違ったイメージのおかずができます。
季節の桃の花を添えるとよりひな祭り献立らしく見えます。
我が家の定番のパーティーお料理といえば「チューリップ」です。
昔なつかしのチューリップスタイルに 食べやすくボリューム感のあるから揚げ
また、油で揚げる時間がない時は、冷凍食品や市販のお惣菜でも十分です。
鶏のから揚げなのですが、チューリップの形をしていることからこんな名前になったんだそうなんです。
こちらは、火を一切使わず作った「ひな祭り時短ワンプレート」。
- ハムと薄焼き卵のおにぎり
- スーパーのお惣菜の唐揚げとチキン
- 冷凍食品のオムレツにナポリタンとフライ
- かまぼこの飾り切り
こちらの冷凍食品と、近所のスーパーのお惣菜のから揚げを使いました。
薄焼き卵は片栗粉を少し加えて、電子レンジでチン♪
かまぼこを飾り切りも簡単です。
かまぼこの飾り切り
薄くスライスしたかまぼこを真ん中からカット。
そこに、1.5mmほどの切り込みを入れていきます。
その後、切ったかまぼこを折り曲げるように、切れ目に挿し込んでいくだけです♪
切り込みを厚くしてしまうと、かまぼこが綺麗に曲がらず、ぴょんと飛び出してしまいます。
なるべく薄く切った方が簡単にできますよ♪
一人分ずつ盛り付けると「お子様ランチ」みたいでわくわくしますが、面倒な場合はこうして大皿に盛りつけても可愛らしいです。
こちらも、すべてお惣菜や冷凍食品です。
ハムやから揚げ、以下のディップ用には、ケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソースを準備しました(場所埋め用でもあります(笑))
働いているママだと、時間がなくて手作りができない事もありますよね。
手作りじゃなくても、こうしてちょっと手を加えるだけで、思い出に残るお料理になると思います。
また、もっと「ひな祭りらしい」手作りのお料理を準備するなら「そぼろご飯」はいかがでしょう?
ひな祭りのちらし寿司以外のレシピ 酢飯が嫌いな子供さんには…
実は我が家の子どもたちも、お酢が入っている寿司米が苦手だったんです。
だから、寿司系のご飯ものは作らずにお肉を使って、雛祭りの献立らしく見えるような夕食を作っていました。
そぼろご飯
鶏そぼろの材料( 4人分)
- 鶏ミンチ 200g
- 濃口しょうゆ 大さじ3
- 酒 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- すり生姜 中さじ1 (チューブでもOK)
- 油 適量
鶏そぼろの作り方
① フライパンに油をまんべんなく回し、鶏ミンチを入れ素早く菜箸で混ぜ合わせる。
② 炒めたひき肉に調味料を入れ、焦げないように煮詰める。
(おろし生姜は、肉の臭みを取り、生姜の風味が美味しさを引き出します)
③ 後はご飯の上に盛りつける。
玉子そぼろの材料 (4人分)
- 卵 4個
- 砂糖 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 薄口しょうゆ 小さじ1
- 油 適量
玉子そぼろの作り方
① 卵と調味料を良く混ぜ合わせる。
② 熱したフライパンに油を入れ、卵液を入れて菜箸でよくかき混ぜながら中火で炒める。
焦げ付きやすいので火加減を良く見ながら作るのが大切です。
鶏と卵のそぼろが出来たら、後は盛り付けるだけです♪
④ 寿司桶などに炊きあがったご飯を入れ、鶏そぼろと玉子そぼろを盛る。
⑤ 二段のそぼろご飯の上に、蒲鉾や緑の野菜で飾る。
(菜の花を使うと緑色が鮮やかになります)
⑥ 桜でんぷを、鶏そぼろと、玉子そぼろの間においていったら雛節句のちらし寿司みたいに見えます。
鶏そぼろと玉子そぼろを作るだけで、後は子供が好きなから揚げなどを乗せていました。
お雛様とお内裏様のおにぎりを作る時間がない時や、大人数ようにはこちらの方が手早く出来上がります♪
はまぐりの潮汁
また、ひな祭りの定番と言えば「ハマグリのお吸い物」。
ひな祭りにハマグリを頂くのには、こんな由来があるんです。
はまぐりの貝殻は、対になっている貝殻以外では、ピッタリとは合わないんですね。
この事から「娘が、素敵な男性と出会い、結婚してからも中の良い夫婦生活が送れますように…」という親の愛情が込められているんです。
材料 (4人分)
- ハマグリ8個
- 菜の花4本
(菜の花がない時は、三つ葉、ほうれん草、カイワレ大根でもよいです)
- だし昆布10㎝
- 水4カップ目安
★調味料
- 白だし 適量
- 薄口しょうゆ 小さじ1
- 酒 大さじ1
- 塩 小さじ1
はまぐりの潮汁の作り方
① はまぐりは塩水につけて置き、砂抜きをする。
② 貝の中から砂がでたら、流水で優しく手でこすりながら貝のぬめりを洗う。
③ その間に、鍋にお水を入れ、だし昆布をつけておく。
④ 砂抜きが終わったら、水の中に入れて中火で貝を煮ていく。
④ 殻があいたら白い泡のアクを取る。
⑤ 酒、しょうゆ、塩の順に加えて調味し、味を調える。
⑥ 火を止めて、下茹でしていた菜の花を4センチほどに切り器によそったら完成!
貝の灰汁やぬめりを良く取って置き、昆布で出汁を取ることがポイントです。
前の日の晩に砂抜きをし、だしを取っておくと、翌日に火を通すだけなので簡単です。
ひな祭りのちらし寿司以外のレシピ!子供が喜ぶ雛祭りらしいメニューのまとめ
桃の節句のちらし寿司以外のメニューは、ちょっとしたアイデアでいろんなアレンジができます♪
ひな祭りだからと、お寿司にこだわらなくてもいろんなメニューがあるんですよね。
- 海苔を着物にして、お内裏様やお雛様のおにぎり
- おにぎらずを菱餅の形にカット
- 普段のスパゲティに旬の蛤と菜の花をトッピング
毎日作っているメニューに、雛飾りのトッピングや盛り付け方の工夫で華やかになります。
お子様が手伝いが出来そうな年代でしたら、親子で作ったら楽しい思い出にもなりますね♪
楽しいお料理で雛飾りのパーティーやお料理を、笑顔で楽しんでくださいませ。