我が家には2匹の猫ちゃんがいるのですが、ふたりとも毎日のようにエサを吐くんです…。
しかも、ほぼ固形のままで、食べてすぐに「ゲー!」と戻しちゃうんですよね。
どこか体調が悪いのかなとも思うのですが、餌を吐いた後はケロッとして、元気は一杯。
一体何が原因なのだろうかと、いろいろ理由を探ってみました!
効果的な対策についてもまとめてみましたので、同じような方がいらっしゃったら参考にしていただけたらなと思います。
目次
猫が餌を吐く…病院へ連れて行った方がいいの?
本来猫は良く吐く動物とは言いますが、こうも毎回ご飯を吐くとちょっと心配です。
我が家のにゃんこたちは、食べたカリカリのドライフードがほぼそのままの形で出てくるんですけど…
最初はびっくりして、病院へ連れて行った方がいいのか、本気で悩みました。
それで一度病院へ連れていったのですが、獣医さんに「猫は良く吐く動物ですからねー」といろいろアドバイスを頂いたんです。
「もしもこのような状態の時は、また連れてきてあげてくださいね」と言われたのが、このような内容でした。
動物病院に連れて行った方が良い場合
- 吐いた餌に血が混じっている
- ビニルなどの異物が混じっている
- 吐いた後で元気がない
- その後でご飯を食べようとしない
- 吐いた物が餌の臭いじゃなく臭い
- 1日に4~5回と嘔吐の頻度が高い
このような時は、病院で診察を受けた方が良いようです。
また、嘔吐物の写真を撮ったり、状況を詳しく説明できるようにメモしておくと、診察の時に役立つと言われました。
逆に、このような症状がないような場合・・・
しばらく様子を見てもいい場合
- ご飯や毛玉だけを吐き出している
- 嘔吐した後も元気でいつもの様子と変わらない
- 吐いた後もご飯を食べる
- 1日1~3回程度の嘔吐
このような場合は、しばらく経過観察をする…というのでも良いと言われたんです。
吐いた時の嘔吐物の状況や、猫ちゃんの状態をしっかり観察しておくことが大切なんですね。
ただ、毎回吐いてばかりでは猫ちゃんにも負担がかかりますし…
一体この原因はなんなのでしょう?
猫が餌を吐く原因っていったいなに?
この「よく餌を吐き戻す」にはいくつか原因があるようです。
獣医さんいわく・・・
POINT! 「猫ちゃんはご飯をがつがつ一気に食べていませんか?」とのことでした。
我が家のように、嘔吐が原因で動物病院を受診する猫ちゃんって結構多いそうで、その理由が「餌の一気食い」なんだそうです。
お腹が空いた時に美味しいご飯やおやつをがつがつ食べてしまう事で、胃がびっくりして吐いてしまったり、食べ過ぎで気持ち悪くなってしまって戻してしまうんだとか。
また・・・
POINT! 「ご飯を食べる姿勢が低いと吐いてしまう猫ちゃんも多いですね」とのことでした。
猫の食堂は口から胃までがほぼまっすぐの状態らしく、ごはんを入れている食器の高さが低いと、喉が下向きになって食べづらいそうなんです。
特に吐き癖がある猫ちゃんはコレが原因の事が多いようで、食器の高さを少し高めにしてあげるだけでも吐く回数が減る事があるとのことでした。
そう言われると!
確かに我が家は「猫の気持ち」のおまけでついていた低いフード皿にご飯を入れてフローリングの上に置いていたんです!
ずっとそうしていたのでそれが当たり前だと思っていたんですけど…
フードボウルの高さを変えるって目からうろこでした!
また、その他にもいくつか理由はあるようで・・・
- 猫草を食べない猫ちゃんはご飯で毛玉を吐き出す事もある
- 餌があっていない
- ドライフードの粒が大きすぎる
猫ちゃん用のご飯には「年齢」に応じて種類がありますよね。
老齢の猫ちゃんに若者向けのご飯をあげると体が受け付けないことも多いようです。
また、カリカリの表面についている脂肪分が多すぎる物などは、吐き出してしまう事も多いそうです。
早食いもしていない、姿勢も悪くないのに餌を固形のまま戻してしまう…
こんな場合は、このあたりも考えてフードを変える事も考えた方がいいかもしれません。
猫が餌を吐く時の対策 姿勢やご飯の回数 お皿に注意してあげると〇!
原因がわかると対策の方法も見えてきますね!
おそらく、我が家の猫ちゃん達は、ご飯を一度にがつがつ食べてしまう事、姿勢が原因という事で、やってみた対策がこちらです。
- ご飯を少しだけ入れたお皿を部屋の数か所に置いておく
- フードボウルの高さを調節してあげる
今までは、1か所だけに置いていた猫ちゃんのご飯ですが…
それを3つほどのお皿に分けて、1皿分のご飯の量を減らした状態でお部屋のあちこちに置いてみたんです。
また、フードボウルの高さを調節するために、お菓子の空き箱などで底上げをしてその上に食器を置くようにしました。
ペッツルート フリーフリー食器 さくら・みるく
「ペットの種類を選ばず、食べやすく」というコンセプトにした食器です。
器の傾きが自由自在なので、その子に合わせた食べやすい角度に調整ができます。
吐き戻しが多い猫ちゃんには、こんな高さのあるフードボウルが丁度いいようですね。
ペット用 犬猫兼用 食器 早食い防止 フードボウル 餌入れ
また、最近は「一気食い防止」として、こんなお皿もあります。
これくらいの高さがあると姿勢が良い状態で口から胃に食べ物がスーッと落ちていきます。
だから吐き戻しも少なくなるようです。
猫ちゃんが時間をかけて食べる工夫がされている食器なんです。
お皿が凹凸のでこぼこデザインになっていますから、エサが一か所に集まらず分散ができます。
わざと食べにくくされているんです。
こうすることで餌を食べるのに時間がかかって、早食いが防止できるんですね。
お皿を小分けすることが難しい場合は、こんなお皿も便利だと思います♪
猫が餌を吐く時の原因と対策!毎日固形のまま吐いちゃう時は…のさいごに
こうして、フードボウルの高さと餌の量と場所を調節した結果・・・
なんと!餌を丸ごと吐き戻す頻度がとても少なくなったんです!
(1日に3回ほど吐いていたのが、今では1回ほど)
こんなちょっとした事で、こんなに吐き戻しが少なくなるなんて…とびっくりでした!
もっと早く気付いてあげられていたら、苦しい思いをさせずに済んだのにと思うと申し訳なさでいっぱいです…。
フードボウルの高さとご飯の一気食いの対策は、一番手軽に始められる対処法です。
同じように猫ちゃんの餌の吐き戻しに悩んでいる方は、一度お試しされてもいいかもしれません。
ただ、猫ちゃんがエサを吐き戻す時は…
- 血や異物が混じっていないか確認する
- その後の猫ちゃんの様子を見て、元気がないかどうかよくチェックする
- 1日に何回位吐くか回数をかぞえる
こうして、異物が混じっていたり、元気がなかったり…
極端に吐く回数が多い場合をチェックして、気になる事があれば動物病院へ相談した方が良いかと思います。
同じような境遇のかたに、少しでも参考にしていただければ幸いです。
猫ちゃんと飼い主さんの健やかな生活をお祈りしております。