温かくなってくると色とりどりの花々が生い茂って美しいお庭…♪
見ているだけでも元気を貰えますが、それと同時にどんどん生い茂るのが庭の樹木たちです。
我が家にも家の塀の生垣や庭木がいくつもあるのですが、もうどこから剪定すればいいのかわからないくらいに伸び放題!
お隣さんの駐車場にもはみ出す始末で、早い所庭木の剪定をしないといけないんです。
でも、ここで悩むのが自分で剪定するか、業者さんに頼むかですよね。
私も60代と言う年齢ですし、足も悪いので悩んでしまいました。
そうしてあれこれ悩んだ結果、昨年は自分でやり、今年は業者さんに頼むことにしたのですが…
それにあたっていろいろと思う事があったのでご紹介いたします。
目次
庭木の剪定を自分でやるメリット・デメリット
我が家の目下の悩みは、防犯のために道路沿いに植えているカナメモチでした。
大きく育っていき隙間が見えなく、道路沿いに大きくはみ出していたんです。
枝自体は太い物でもないですし、お隣さんが簡易的なチェーンソーのような物を持っていたので、それをお借りすればなんとかなるかなと、まずは自分で剪定してみる事にしたのですが…
はみ出した枝や葉は自分で剪定をしていたんですが…
いざ剪定してみるとまぁ後悔しました!!
- 刈るだけなら簡単だけど、落ちた葉っぱを片付けるのに一苦労
- たった3本のカナメモチだけでも、刈った樹木のゴミがゴミ袋に10袋
- しかもそのゴミの置き場所がない
- 脚立に昇って不自然な姿勢で切るので足腰が痛い
木を選定するの事態は30分もあれば終わったのですが、その後の切った枝葉の片づけに約1時間…。
しかも燃えるゴミ袋10袋分の量で置き場所にも困ってしまったんです。
(たった3本しか剪定していないのに…)
ひと休みして今度は家の裏のヒイラギの木に取り組みます。
このヒイラギの木は、裏が空き地のために防犯の役目で何本もあるんです。
こちらも剪定自体は簡単でしたが、大変なのが後片付けでした!
ゴム手袋はしてても、ヒイラギの葉のギザギザが痛い事…
こちらでもゴミ袋5袋分ほどの枝葉が出たんです。
まだまだ、金木製、椿、紅葉、南天、梅の木、名前を知らない幾つかの木…
そして、30年物の難関のモチノキ…
今日はこれ以上切ってもゴミの置き場所がない…と別の日に剪定することにしたんです。
正直「辞めておけばよかった…!」と後悔しましたが、自分で剪定したらしたでメリットと言うのもやっぱりありました。
- 庭師(業者)さんの費用がいらない
- 自分の都合のいい時間に作業ができる
- 自分で木々をよく見る事で、家の木の事がわかりやすい
業者さんのお金がかからないというのがやはり一番大きなポイントです!
また、業者さんを呼んで作業をしてもらうと、駐車場の車を移動したり、その日に家に居なければいけなかったり、休憩用のお茶を準備したり‥といろいろやることがあるんですよね。
そういう点で、自分の好きな時に好きなように剪定できるという意味では、自分で剪定するメリットもあると思います。
ただ、私個人的には「庭師さんに頼めばよかった…」と言うのが結論です(笑)
残りの剪定も数日に分けて少しずつ行ったのですが、足腰や腕、体中が痛くなるし…
大きな枝はゴミ袋には入らないので庭の隅に山積みにしておいて処理に困ってしまったし…
なんと言っても後片付けが一番大変で、ゴミ袋が何枚有ってもキリがありませんでした。
でも、一番のデメリットは「我流で木々の特徴などを知らないで切ってしまうから形がいびつになりやすい。」という事です。
切らないで良いところを切ってしまい、成長の妨げになるような切り方をしていたんですね。
(翌年業者さんに頼んだ時に発覚しました!)
とりあえずそんな感じだったので、翌年は「絶対に業者さんに頼もう!」と思っていたのですが…
庭木の剪定を業者に頼んだら料金が高いけど…
植木屋さんに依頼すれば簡単とは解っていても、やはり支払い費用が高いから渋っていました。
なんせ毎年の事ですから…庭の維持費も結構かかるんですよね(;д;)
でも、去年の事を思い出し、今年も同じ作業ができるかな?と考えると「ちょっと無理かも…」という結論に。
それに、垣根だけではなく、庭に植えてある大きな30年物のモチノキが成長しすぎて困っていたので、思い切って伐採しようかと考えると、やはりプロに頼んだ方が良い気がしたんです。
そこで、まずは見積もりだけでも聞いてみよう!と、紹介して貰ったプロの庭師の方に見積もりを依頼してみました。
気になるのが庭木の剪定にいくら位の費用がかかるのか…ですよね。
自分で剪定した場合は、ごみ袋代だけですみますが(それでも40袋位使ったので結構かかりました…(;´Д⊂))
業者さんにお願いすると何万円もかかりそうでちょっと心配です。
職人1人1日当たりの相場は15000円~30000円が一般的(地域で異なる)
剪定のプロの方の賃金は本当にいろんなパターンがあるようでした。
一人当たり、一日でいくらか?
木の種類や高さでも変わってきますし、垣根などは横の幅や縦の長さによってあらかた決まりがあるようです。
上手な剪定業者の選び方としては、口コミ評判を頼りに何社かに見積りをして貰い検討された方がベストだと思います。
私は、友人の紹介でしたから事前に友達にいかほどかを聞いていました。
思ったより格安だったので早速見積もりにはきてもらいました。
すると、植木屋さんは我が家の庭を見て開口一番…
「こりゃあ植木が可哀想だ!隙間もないし、虫食いもある。
庭には必要ではない気もあるね!バランスも悪いし、消毒も庭全部必要だな…」
と、手早く樹木の診断をしていかれたんです。
話を聞きながら我が家の庭の樹木たちが重症らしいことが解ってきました。
庭木の剪定 見積時にしっかり話し合いをした方が〇
ざっくばらんに思った事を素直におっしゃる植木屋さんでしたし、友人の紹介だったこともあり私も直ぐに打ち解けていったんです。
そこで思い切って…
「予算としてはこれくらいですのでこの範囲以内で済ませていただけますでしょうか?」
と、提示をさせて貰ったんです。すると…
「良いよ。でも、この金額では正直言って赤字だけれど手は抜かないから安心しな…
木の剪定した後の枝や葉っぱやごみの処分費用を安くしているからね。
他の所は、剪定以外にもそういったゴミ処理代金が必要だから高い安いの幅があるんだ」
と、快諾して貰ったんです。
そして、1週間後にお弟子さんと2人で剪定に来てもらいました。
植木の剪定って相場がわからない分、なんだか受け身になってしまう部分がありますが、思い切って予算を提示してみるのもありだと思うんです。
そうして3万円ならどこまでできる…などと調整をしていくことで、お互いモヤモヤせずに気持ちよく依頼ができると思います。
樹木は植樹する際に年々大きくなることを想定しておくこと
そんな植木屋さんの事を、私は勝手に「大将」と呼んで樹木の選び方などを質問をしていました。
大将曰く…
「お宅の木は30数年前に流行った木ばかりだね。
それに、なぜこのような木があるのかわからない…
始めて植えた時は植木屋さんがきちんとした庭を作ってあるようだ。
でも、植えた時はまだ苗木だったりするから家の人が勝手に隙間を埋めようとして隣に植えているのが解る。
植木屋さんは、何年たてばこの木はこれくらいの大きさになるからと計画しながら庭造りをしてるのにもったいないな…」
なぜそんなことまでわかるのかしらって思ったのですが、プロが見たらわかるのでしょう。
最近は庭の樹木は『負の遺産』とも呼ばれている…
「それに、最近は年を取った植木は『負の遺産』と言われているんだ。
こいつらも息をしているんだから、大きく育っていくのが当然だよな。
でも、管理していくのもお金が掛かるから維持費が大変なんだ。
だから、最近の年配の人たちは、樹木も伐採して整理している傾向がある。
大きな木が残っていても、子供達にとっては『負の遺産』になりかねないから…
だから、背丈が低くて手入れが簡単な木々に植え替えてあるんだよ。」
負の遺産と言われてちょっとショックでしたが、大将が言われるように綺麗な庭を保つには経費が必要になってきます。
最近の傾向として、手入れが簡単な庭木が人気になっているのもわかる気がしました。
私は、先のことを考えて相談をしました。
「『庭の樹木が負の遺産』とは思ってもいなかったけれど先々はそのようになりますね。
この際だから、来年は、樹木は伐採して貰っていいですか?
そして、70・80歳になっても楽しめる庭にする方法を教えてくださいませんか…」
と、依頼をしました。すると…
「その方が良いと思うよ。
維持費もかからないから『負の遺産』にもならないし…」と快諾でした!
ある程度年齢を重ねてくると、その年だけの見栄えだけではなく、来年、3年後、5年後も見据えた庭造りを考えなければいけないんだと、改めて実感しました。
庭木の剪定 業者に頼むメリット・デメリット
夕方5時ごろには剪定や消毒も終わりました。
綺麗に後片付けをされて、庭はスッキリ爽やかになり風通しが抜群です♪
剪定の費用をお渡ししながら、プロの技ってすごいなぁって思いました。
圧迫感があった感じが庭が広く感じて、家までが大きく見えてしまいます。
ゴミも全部持ち帰ってくださったので、昨年あれだけ悩んだゴミに困る事もありませんでした!
やはり、餅屋は餅屋と言われていますが職人さんに依頼をして良かったと思いました。
色んなメリットがお金では買うことができないものが沢山あったからです。
- 体力的に楽
- ゴミの処理に困らない
- 庭の樹木のバランスや状態についてプロ目線で教えてくれる
- 負の遺産にならないような庭造りができる
確かにいくつかのデメリットはありますが…
- お金が数万円かかる
- 駐車場の車の移動が必要
- 丸1日は作業がかかるので在宅が必要
これらを補って余りあるだけのメリットを得ることが出来ると思います♪
庭木の剪定は自分でやる?業者に頼む?メリットデメリットはコレ!のまとめ
庭に木々があると四季の彩り、癒しを与えてくれます。
でも、樹木は植えるだけではいけないことを教わりました。
バランスのあるきれいな形も大切ですし、ご近所の方にも迷惑かけないように注意も必要です。
そのためには日々のメンテナンスが必要となんですよね。
大きく育ち過ぎた木々は早めに専門の職人さんに頼んだ方が良いと思いました。
また、老後のことも考えて『庭の樹木が負の遺産』にならないような配慮も必要だと思いました。
憩いの場所であるお庭は残しておきたいものです。
色んな工夫を楽しみながら、自分のお気に入りのお庭造りが出来たら良いですね。