お月見の時期ですね。
夜空を見上げたら明るく輝いているお月様が微笑んでいます。
お月見と言えば、お月見団子をお供えしたりする風習もあります。
お団子と共に、お月見にふさわしいスイーツを頂きながら夜空を見上げてみたいですね。
今回はそんなお月見の日にちなんだお団子の豆知識、お月見の夜に食べたいとっておきのスイーツを紹介致します。
お月見のお団子は日本各地で違うの?
幼い時からお月見の日は忙しく団子を作っている祖母の姿が印象的でした。
ちなみに私の実家は九州なんですが形は白いまん丸のお月見団子です。
実家の丸いお団子には意味があった…
お祖母ちゃんは、お団子を蒸かしながらこんなことを言っていました。
「月見だんごが丸いのは、満月のお月が満ちる姿を現しているんだよ…♪
稲刈りも終わって、無事収穫できたお祝いをお月様に感謝する習わしが伝わっているの。
またね、まるい意味がいろんな良いことが起こる吉兆の意味から丸く作るって伝えられているんだよ。」
と、教えてくれました。
丸い満月には、実りや成功、物事が上手くいくこと…
また、家族の健康や、家族の幸福感も意味があるのでしょう。
関東地方のお月見団子は?…
先ずは、関東地方なんですが皆さんもよくご存知のピラミッド型のお団子。
実家の福岡県のお団子と同じような形と作り方でした。
一口サイズのお団子を15個重ねてあります。
このお団子は、上新粉、だんご粉、白玉粉などが使用されています。
団子の中にはあんこは入っていなくて、お砂糖で味付けしてほんのりと甘いのが特徴です。
関東地方のお月見団子はお月様をイメージした丸型の白い団子が主流のようです。
関西地方のお月見団子は?
関西のお団子は、形も違っていました。
里芋をイメージした形のように少し細長い楕円形です。
その周りに漉し餡が乗っているようなお団子です。
里芋の収穫時が仲秋の候だったので、豊作を祝って里芋に似せたという説があります。
また、お団子の白い部分に雲がかかった様子を表しているとも言われています。
尾張名古屋の月見団子は?
名古屋では中秋の名月のことを「芋名月」と呼ばれています。
秋に収穫する里芋の実りを願う気持ちを形にしたのが里芋の形のお団子です。
一般的には白玉粉を使ったおだんごが多いと思います。
しかし、名古屋のしずく型お月見だんごは、「米粉」で作られています。
名古屋名物にもなっている「ういろう」と同じような甘みと口当たりが特徴です。
里芋の形をした3色団子は珍しく名古屋ならではの「ういろう」のお味は興味があります。
静岡中部はおへそ型のお月見団子…♪
静岡限定で、丸い餅の形にしたお団子の中央をへこませた「へそ団子」が多いようです。
へそ餅は全国でもめっずらしく、駿河(するが)地方のみにある月見団子のようです。
由来ははっきりしませんが…
徳川家康が幼少時代、今川氏の人質として駿府城にいた時の事です。
三河からの付き人が家康が、元気に丈夫に育つようにとの思いから始まったようです。
付き人が、餅に「へそ」を作り、そこにあんを添えて食べさせたのが初めだと伝えられています。
それから、静岡ではお月見団子は真ん中がへこんだお餅を食べるのが主流になって行きまた。
沖縄県のお月見団子は?…
沖縄の十五夜ならではのお供え物と言えば「フチャギ」と名前がつくお団子…
お家で作る「塩豆もち」が主流になっています。
もち粉でお団子を練り、蒸し器で蒸して作るのが一般的なお団子なんだそうです。
お湯で湯がいても良いそうです。
できあがったおもちに、塩で味付けして煮込んだ小豆をまぶしたらフチャギができます。
最近は、小豆もお砂糖で味付けをされたり、家庭で異なるようです。
お月見の夜に食べたい癒しスイーツ…♪
お団子や、野菜、果物などをお月様にお供えして見上げる夜空は澄み切っています
お団子にちなんだお月見の日にいただきたいお月見盛り上げスイーツを選んでみました。
幸ふくだんご福袋
箱を開けるとカラフルなお団子が鮮やかに並んでいます。
10種類の味がバラエティーで、見た目も満月に負けないくらい綺麗なんです。
家族で、満月を愛でながら色んな味をちょっとずつ味わうワクワク感があります。
自然解凍で団子の柔らかさ…
また少し冷たいうちに召し上がればモチモチ感の食べ方もできます
羊羹ファンタジア Fly me to the moon
切る度に絵柄が徐々に変化する、アーティスティックな羊羹。
三日月から満月へ変わりゆく月…
そして月に向かって羽ばたく鳥をレモン羊羹で描いた景色。
三日月で止まっていた鳥が、徐々に満月に向かい羽ばたく景色を巧みに表現されています。
羊羹を切る場所でお味が違う楽しさもあります。
お月見をしながら、ゆったりと流れていく時間を楽しめます。
白ウサギフィナンシェ
神話『因幡の白兎』から生まれたかわいい白うさぎの形が可愛い…♪
大山バターのコクとアーモンドプードルの風味が口の中にふわっと広がるフィナンシェ。
外はさっくり中はしっとりと焼き上げた本格派の焼き菓子です。
お団子と一緒にお飾りしたら、お月見モードですね。
福うさぎ
うさぎをかたどった小さな蒸し饅頭の姿が愛らしいですね。
この福うさぎさんたちは、色とりどりの5種類の餡は、サツマイモ・あずき・棒茶・かぼゃ・ゆずの5つ…♪
石川、金沢の名産品の素材が使われ、5種類の餡はもっちり、ふんわりとした生地で包まれています。
フロマージュフォンデュ KAnoZA・カノザ
GOLDEN MILKから生まれた真っ白いケーキです。
まん丸お月様のような形をしたコロンとした形が可愛い…♪
真っ白でシンプルなんですが、もちっとした食感と、トロッとしたムースのコラボが絶妙。
口の中に広がるジャージー牛乳の味わいが広がります。
満月のように、爽やかなスイーツでお月見を楽しむのも粋なひと時を過ごせます。
こうさぎ最中
今にもぴょんぴょんと跳ねそうなうさぎの最中です。
可愛らしいうさぎの形をした最中で、お月見のお供にぴったりですよ。
とにかく、愛らしい形と美味しさで家族の触れ合いも楽しくなりそうですね。
横浜と共に130余年 聘珍樓 中秋節 月餅 蛋黄入豆沙月餅
中国ではお月見の日を中秋節と言われています。
蛋黄(たんふぁん)とはアヒルの卵の塩漬けのことです。
真っ黒な黒あんの真ん中にまん丸の蛋黄が入っていて、まさに夜空に浮かぶ満月のようです。
友人に月餅を贈ったり、大きな月餅を切り分けて家族みんなでお月さまを見ながら食べたりする習慣があります。
栗どらやき
丸ごと一個の栗が真ん中に包まれている様子が満月みたいです。
ふっくらとした皮はたまごをたっぷりを使用してふかふか感が違います。
みんなで、大好きな栗どら焼きをつまみながらお月見って和みますね。
綺麗なお月様を愛でながら、美味しいスイーツをお供に
お月見にお供えするお団子の地方による違いや、お月見の夜に食べたい秋らしいスイーツ・デザートをご紹介しました。
満月を満喫するお団子がなんと言っても主役なんでしょうね。
しかし、一年で一番綺麗なお月様を愛でるお供にお取り寄せスイーツも粋なものです。
お月様にふさわしいスイーツで、楽しいお月見を楽しめると思います。